5 施工の進捗報告
2回目の打ち合わせ後、精密採寸という業者さんによるお部屋の様々な箇所を採寸して図面に起こし、その後はメールでやり取りを行い、プランを調整していきました。
今回は施工前の最終打ち合わせということで、プランの細かなところを確認していきます。
ペンダントライト+ダウンライトでも、うるさくない天井にできる!
金谷:前回、照明についてもアドバイスをさせていただきましたが、その後プランは決まりましたか?
お父様:ダウンライトだけの部屋はオシャレでしょうが、やはりペンダントライトまたはシーリングライトが必要かなとみんなで話していたところなんです。
奥様:でも、ペンダントライト+ダウンライトだと、天井がうるさくなりますよね?
金谷:その点は、ペンダントライトの数を調整することで、十分明るくてすっきりとした天井にできますよ。調光器は廊下から入ってすぐのドアの場所に設置します。
木製ブラインドを、よりすっきりと見せるには?
金谷:お部屋の印象を大きく左右するブラインドですが、こちらもある程度決まりましたか?
奥様:やっぱり木製ブラインドが素敵だなあという思いが、どんどん強くなっていたところです。
お父様:ブラインドを一枚羽にするか、またはセパレートタイプにするのかを迷っているのですが、娘が「有楽町の無印良品のお店で見たセパレートタイプがとてもきれいだったの」というものですから(笑)
金谷:どちらのタイプもそれぞれにメリットがあります。一枚羽の場合は、中央に隙間ができないのですっきりと見える分、ひっぱったときに力が必要になります。セパレートタイプは一枚羽タイプに比べて重さはありませんが、お父様のおっしゃる通り、隙間が見えてしまいますね。
お父様&奥様:では一枚羽にしてすっきりと見えるブラインドにします。
無印良品には“和”の情緒あふれる素材も豊富
金谷:つづいて、和室の襖の色とリビングダイニングの壁の色を決めていきましょう。本日はサンプルをお持ちしたので、ぜひ実際に壁や襖にあててじっくりご覧になってください。
奥様:では和室の襖から選びます。こういう和風の素材もけっこうあるんですね。
金谷:無印良品は洋風のインテリアや素材に強いと思われているお客様も多いのですが、和のテイストをふんだんに活かした素材も豊富に取り扱っているんですよ。
奥様:じゃあ、和室はこの色にします。
金谷:即決されましたね。
奥様:小さい子供が2人もいると、迷っている暇はないんです(笑)
ポップ過ぎず、スタイリッシュ過ぎず、心から落ち着ける壁の色とは
金谷:では、大きなテーマとなっていた壁の色についてですが、ご家族のイメージは一致しましたか?
奥様:これが本当に難しくて……。あまりポップになりすぎないことは家族みんなの共通イメージなのですが、具体的な色となるとなかなか決まりませんね。
お父様:壁と家具のコントラスを活かすのもおもしろいのですが、やはり無難な色が一番リビングダイニングにはふさわしいと思います。それに黒は我が家には少々スタイリッシュすぎて(笑)
奥様:確かに、ポップになり過ぎず、スタイリッシュ過ぎない壁の色がいいのですが。
お父様:私はブラウン系がいいかなあと言っているのですが。娘たちはまた違う色をイメージしているようで。
奥様:前回、有楽町店で見た、刷毛の質感が伝わってくる緑色の壁に一目ぼれしてしまったんです。
金谷:確かにこの緑色はポップ過ぎず、落ち着きもあり、リビングダイニングの壁の色としてはお似合いだと思います。
奥様:うーん。やっぱり緑がいいなあ。
お父様:では、娘たちの意見をぜひ活かしてください。
金谷:わかりました。それでは今後は具体的な工事へと進めていきます。工事日程の調整でまたお邪魔させていただきますが、壁の色をやはり変えたいなどのご希望は、いつでも気軽にご相談ください。ぜひ、家族のみなさんが心からリラックスできるリビングダイニングにしましょう!
3回の対面での打ち合わせと複数回のメールでのやり取りを経て、施工プランが完成しました。
いよいよ、次回は大改造を実施します(2015年1月中旬公開予定)。