「最小限財布」



建築に無印の「木の家」の原型になった「最小限住宅」というものがあります。
虚飾を廃して機能性を必要最小限まで削ぎ落としたコンパクトな住宅です。
これの財布版ともいうべき商品が欲しいのです。
最近はカード社会で必ずしも多額の現金を持ち歩く必要がなく、さらに一部の機能はケータイに移行しています。そうなると大きな長財布や分厚い折りたたみを持ち歩くのも煩わしいので、着衣のポケット放り込んでおけるに小さな名刺入れのような財布ができないかと思うのです。
もちろんそれにすべてを収めることはできないでしょうから、小銭入れのように「本物の財布は別にある」という前提で使うものですが、キャッシュレスに対応して小さくても使用範囲は格段に広いものにできます。
これに収めるのは、定期券にクレジットカード・ポイントカード・身分証等のカード類・名刺などに若干の小銭や畳んだ紙幣(予備)で、出し入れが煩雑にならないようにこれらをある程度分類して収納でき、これさえあれば日常の用途の大半(全てではない)以上を賄うことが可能であって、手ぶらでも持ち運びが苦にならないサイズであることが絶対条件です。
大きさ・形状としては御社のヌメ革名刺入れにほんの少し機能を足したようなものを想定していますが、より小さく軽くすることを考えると材質はナイロンでもかまわないと思います。
こういった無駄を削ぎ落としつつ気の利いた商品企画に長けた、「無印さんならでは」という品物を期待しています。
